年を取るとともに体のあちこちが衰えていく。
昔は一人で当たり前にできていたことができない。
人が人である以上、老化による衰えは避けることができません。
それに伴い、介助者の手助けが必要な場面が増えることも仕方のないことです。
とはいえ、いつまでも元気にイキイキと自立した生活を送りたいというのは、人間だれもが願うところです。
そんな願いを実現させるには、日々のコツコツとした積み重ねが肝心!
健康的な生活を送るためには、介護状態になってから対策を考えるのではなく、つね日ごろの「介護予防」という考え方が重要です。
ご家族や介助者の負担を減らし、ご高齢者さま本人の生活の質を向上させるために、今日からさっそく「介護予防」に取り組みましょう!
介護予防とは、ご高齢者さまが要介護状態になるのを防ぐことを狙いとした取り組みです。
要介護状態にある方が悪化するのを防ぐ目的もあります。
2005年の介護保険法改正で導入された考えで、運動機能の向上・栄養状態の改善・口腔機能の向上などを行うことで、ご高齢者さまの身体状況の悪化を防ぎます。
一説には、一人の高齢者を介護するにあたって、個人が負担する介護費用の総額は300万円を超えるそうです。
一般的な収入の家庭にとって300万円の負担増は無視できません。できることなら要介護状態になる前に手をうちたいところ。
お金の問題を抜きにしても、やはり大事な人にはいつまでも元気でいて欲しいものです。
そのためにも体調の悪化を自覚してから慌てて手を打つのではなく、元気なうちから積極的に「介護予防」に取り組むようにしましょう。
「介護予防」で健康状態を維持することは、ご高齢者さま本人にとって有益なことは勿論のこと、その周りの方たちの負担を軽減することにもつながるのです。
介護予防で行うことを簡単にまとめてみました。
実際には、介護予防を受けられる方の状況に応じて、さらに細かくケア内容が設定されます。
介護予防の各種相談・予防活動の計画などは、お住まいの地域の「地域包括支援センター」が取り仕切っておりますので、興味を持たれた方は一度相談されてみると良いでしょう。
もちろん個人で運動習慣の改善や栄養状態の改善などを目指すのもよい心がけです。
個人で介護予防を行っていく際の注意ですが、決して無理はしないこと。介護予防のための運動で、ケガなんてしてしまっては本末転倒ですよ。
はじめはご自宅でできるストレッチですとか、近場を散歩がてらのウォーキングなどから始めてみましょう。
「介護予防」で健康な身体を維持することは、ご高齢者様本人の生活の質を上げることはもちろん、周りの方たちの負担を軽減することにつながることは先ほどご説明しました。
いくつになっても健康的で自立した生活を送れるというのは、本人にとっても周りの方にとっても喜ばしいことですよね。
とはいえ、不測の事態に対する備えも必要です。
元気なお年寄りだからこそ、突発的な事故・ケガが起こった際の準備・連絡手段を確保しておかないと、「もしも」の時に発見が遅れて大惨事なんてことにもなりかねません。
そのような悲劇を防ぐための一つの解決策として、私たちは「見守りサービス」のご利用を提案しております。
ご興味を持たれた方は「安心見守りサービス」のサイトをご覧くださいませ。
それでは。一人でも多くのご高齢者さまが健康的で自立した生活を送られることを願っています。